西オーストラリア州政府

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2012.10.25

豪州経済を牽引する西オーストラリア州

Commsec top 2

オーストラリアのコモンウェルス証券(CommSec)が発表した州・特別地域別経済パフォーマンス・リポートによると、WA州は依然オーストラリア経済を強力に牽引し続けていることを示している。この経済リポートは過去3ヵ月における8項目の指標による評価を行い、WA州はその内4項目で1位、3項目で2位であった。

主席エコノミストのクレイグ・ジェームズ(Craig James)氏は「WA州はオーストラリア国内でも最高の経済状況を示し、その次にノーザンテリトリー(NT)が国際石油開発帝石(Inpex)天然ガスプロジェクトにより勢いを増して続いている」と語っている。

この経済リポートは、オーストラリア各州及び特別地域について、経済成長率、小売売上、設備投資、失業率、建設工事、人口増加率、住宅建築借入、住宅着工の8項目の指標により四半期毎に分析を行っている。

WA州は、建設工事、小売売上、人口増加率及び設備投資の項目でトップであった。この四半期でNTはオーストラリア首都特別地域(ACT)を越して2位となり、ニューサウスウェールズ州はビクトリア州及びクイーンズランド州と並んだ。

WA州の経済生産高は、過去10年の平均値より34%上昇した。またWA州及びNTの失業率は3.9%で国内で最も安定した雇用状況を維持し、WA州の年間人口増加率は3.14%でランキング1位であった。住宅価格は1年前に比べ半数の州首都でわずかに下がったと報告されている。実質賃金は四半期ではすべての州において上昇し、WA州は最も高い上昇を示した。レポートは鉱山産業分野の減速により、消費が抑えられ労働市場が弱くなっていることも報告している。

経済パフォーマンス・リポート全文は下記URLへ:
www.investing.commsec.com.au/media/