西オーストラリア州政府

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2012.07.04

リオ・ティント社、ピルバラに37億米ドル出資

数週間前にリオ・ティント社(Rio Tinto)CEトム・アルバネーゼ( Tom Albanese)氏が、鉄鉱石産業はオーストラリアの「3段変速の経済」の中で最も速いレーンに位置していると表明したが、リオ・ティント社グループは、鉄鉱石輸出を約65%増やすための推定210億米ドル事業として資金の一部投入を承認した。

ピルバラ(Pilbara)の鉄鉱石部門への37億米ドル出資により、リオ・ティント社及びハンコック・プロスペクティング社を含むピルバラのパートナー企業にとって、210億米ドル事業の内の約30億米ドルを残すのみとなり、近年中に出資が完了することを意味する。リオ・ティント社は、昨年ピルバラから2億2500万トンの鉄鉱石を輸出したが、2015年前半までには年間3億5300万トンの輸出規模にする計画である。

リオ・ティント社の37億米ドル及びパートナー企業の出資により、合計52億米ドルがピルバラへ投資される。この資金の大半はリオ・ティント社のケープ・ランバート(Cape Lambert)港の鉄道複線化やバース、また新しいガス火力発電所の建設に費やされる。

昨年、鉄鉱石部門はリオ・ティント社グループ収益の約80%を占め、アルバネーゼ氏は、アップル社のiPadに続いて世界で2番目のビジネスであると述べた。またリオ・ティント社は「どのような状況のマクロ経済のシナリオの下でも強い」鉄鉱石のような資産に投資を行いたいと、アルバネーゼ氏は力強く語った。