環境相 ビル・マルミオン(Bill Marmion)
西オーストラリア(WA)州政府は、新しい海中公園 Ngari Capes Marine Parkの新設を行う。この海中公園は、ジョグラフ湾(Geographe Bay)のバッセルトン(Busselton)から、ナチュラリスト岬(Cape Naturaliste)、リーウウィン岬(Cape Leeuwin)、そしてオーガスタ(Augusta)までの約124,000haにも及ぶ。暖流のリーウウィン海流と寒流のケープス(Capes)海流が混じり合い、オーストラリアで最も多様な環境をもつ温帯海域のひとつである。この海中公園では、貴重な海洋生物の生息地保護及びサウスウエストでのサーフィンに絶好なロケーションを保全する。これにより貴重な海洋生物保護エリアと、レクリエーションエリアの棲み分けを図りバランスをとることになる。
コリン・バーネット(Colin Barnett)州首相は、Ngari Capes 海中公園新設決定を発表する際に次のように述べた。「この海中公園新設整備により、WA州で最も注目される海洋エリアのひとつを保護保全することになる。隣接するリーウウィン・ナチュラリスト国立公園は、毎年200万人以上の観光客を迎え、WA州で最も人気のある国立公園であり観光地のひとつでもある」
このNgari Capes 海中公園新設により、キンバリー(Kimberley)地域4カ所の海中公園及びダンピア群島(Dampier Archipelago)と合わせて6カ所の海中公園整備となり、WA州全域にわたる海洋環境保全強化の州構想を形成していると、ビル・マルミオン環境相は述べた。「広大な海中公園の多くのエリアで、フィッシング、スイミング、ダイビング、シュノーケリング、ボート、セーリング、ウィンドサーフィン、カイトサーフィン、水上スキーやシーカヤックが楽しめる。またサーフィンやその他のアクティビティだけでなく、貴重種が認められる特別なエリアではそれらの保護が行われる」
マルミオン環境相は、魚類繁殖のために15のサンクチュアリ・ゾーンを設けるが、海岸線の93%ではレクレーション・フィッシングを行うことができると話す。
Ngari Capes 海中公園新設についての詳細は下記URLをご覧ください。 http://www.dpaw.wa.gov.au