西オーストラリア州政府

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2014.03.13

港拡張によるピルバラ鉄鉱石輸出促進

Wharf_B_Cape_Lambert

 

2013年10月、コリン・バーネット(Colin Barnett)首相兼州開発相(Premier and State Development Minister)は、鉄鉱石産業分野への信頼の現れとしてリオ・ティント社鉄鉱石ケープ・ランバート港(Rio Tinto Iron Ore’s Cape Lambert Port )Bのフェーズ1を正式にオープンした。

 バーネット首相は、西オーストラリア(WA)州への進出についてリオ・ティント社及び共同運営を行うロブ・リバー・アイアン・アソシエイツJV(Robe River Iron Associates Joint Venture)の新日鐵住金株式会社、三井物産株式会社に対してお祝いの言葉を述べた。「リオ・ティント社の鉄鉱石輸出力拡大への投資は、WA州及びピルバラ(Pilbara)にとって素晴らしいニュースである」

 フェーズ1の新係留施設2カ所とその他港湾施設により、ケープ・ランバートの年間輸出能力は8,600万トンから1億3,900万トンへと拡大可能になる。現在工事中のフェーズ2が2015年に完成予定で、その輸出能力は2億900万トンに上昇する予定だ。

 1970年にケープ・ランバートの建設は着工し、1972年10月に初出荷が行われ、初年度は約800万トンを積み出した。そして2012年にはケープ・ランバート港Aから8,000万トンが出荷された。

 2012-13年のWA州の鉄鉱石生産は12%上昇の5億1,260万トンとなり、これは世界生産高の26%を占める。その内リオ・ティント社の同年鉄鉱石生産高は、WA州のほぼ半分を占める2億3,900万トンであった。また同年の鉄鉱石産業からのロイヤルティ収入が36億5,000万ドルとなり、首相は州政府がWA州全域へ学校、病院、道路及びその他公共事業を実施するためには、この収入が必要不可欠であったと述べた。

 またバーネット首相は「驚くことにリオ・ティント社が建設工事の最終決定を行ったわずか16ヵ月後に、この港湾施設は正式にオープンされた。そしてこのプロジェクトに伴い、ウィッカ(Wickham)の住宅建設の拡大、コミュニティ施設の改良を行うことができた」と語った。