西豪州は羊生体輸出においてオーストラリア全体の約70%に及ぶ羊を輸出している。食肉、生体ともに生産から食肉解体所、国内輸送から国際空港や港までのインフラも整っている。
西豪州の羊肉産業は、増加する国際的な需要に応える為、羊肉生産量の増加につながる投資を求めている。現在、西豪州には推定1500万頭(810万頭の雌羊を含む)の羊の群れがあり、今後の増加する世界需要に対応する為、1700万頭から最終的には2000万頭に増産する必要がある。
92%にあたる羊が比較的降水量の多い穀物ベルトで飼育されており、ロジスティック面でも優位である。2000万頭の羊の群からは年間約200万頭が増産されており、これは羊肉輸出可能量にして約50万トンとなる。また西豪州は世界の羊肉の5%を輸出しており、生体に於いては21%の輸出量を占めている。長期にわたるアジアや中東のマーケットに的を絞った投資家向けの共同投資機会が、現在多く存在する。
具体的な投資機会
上記は、当州羊肉産業の現行または将来のサプライチェーンのビジネスケースの概要であるが、これ以外にも枝肉、加工肉の輸出や契約加工事業、食肉加工施設とボーニングルームの買取もしくは共同出資、生体の契約輸出、生体輸出向けロジスティックへの共同出資などの投資機会もある。西オーストラリア州政府駐日代表部では投資案件の情報提供や現地のパートナー企業の紹介をしている。