西オーストラリア州政府


西豪州穀物産業への投資機会について |

西豪州は全豪の穀物生産の40-50%を占めており、豪州最大の穀物生産州である。特に小麦の生産が大きく、うどん用に使われる小麦の約8-9割が西豪州から供給されている。

当州ウィートベルト地帯での穀物生産は投資家に一貫した利益をもたらしており、季節要因で多少の変化はあるものの、非常に稀なケースを除いては過去14年間平均して利益を上げている。多くの穀物生産者は高い利益を上げており、ASXのオーストラリア全普通株指数を超える安定したリターンを受け取っている。また各地域の土地所有者にも安定した資本売却益をもたらしている。

ウィートベルト地帯での穀物生産の利点

西豪州ウィートベルト地帯は、オーストラリアの他の地域と比べても洪水の確率が少ない為、生産リスクが低い。また生産地から輸出港までのインフラが整っており、輸送コストも低い。当州はマイコトキシン、汚染物質、残留農薬のリスクが少なく、他の穀物生産地で問題となっている病害虫の発生がないケースも多い為、クリーンでグリーンな生産地として評価が高い。高度な技術を持った生産者と農業従事者、専門知識をもった技術者や農学者のネットワークも充実している。

近年国内外の投資家による当州の穀物サプライチェーンへの投資が活発になっている。外国企業の土地の購入と購入参画に関しては、対外投資審査機関への申請が必要である。全ての取引は州政府の土地登記への登録を行い、税理士との協議の上、税金の支払いも必要となる。

対外投資機関からの承認は、地方自治体、環境省、運輸省、水道省からの承認も含み申請から承認までは3−6ヶ月ほどかかる。西豪州農業食品省は、これらの投資申請から承認までの活動に精通しており、生産拡大を目的とする投資家を支援している。その他、ファイナンシャルアナリシス、リスクアナリシスなどの情報も提供している。

投資機会として、買切り(農地の購入)、既存生産者とのジョイントベンチャー、共同出資などあり、西オーストラリア州政府駐日代表部では投資案件の情報提供や現地のパートナー企業の紹介をしている。

西豪州穀物産業