西オーストラリア州の豊かで汚染のない海は、最上級水産物の生産域として国際的にも高い評価を得ています。その海岸線はオーストラリア大陸の1/3、12,500kmにもおよび、その先に広がる美しい青い海には温帯から熱帯気候両地帯の多様な海洋生物が生息し、商業漁・真珠採取・水産養殖等の水産業だけでなく、レクレーションとしてチャーターボートや観光も人気があります。またこれら真珠採取、水産養殖を含む水産業は、州経済の重要な一翼を担っています。
州水産業は、年間約5億ドルの海産物を輸出し、それは生産高の65%を占め、ロブスター・エビ・南洋真珠(South Sea Pearl)を含む高級水産物を世界に向けて大規模に輸出しています。
水産養殖業は、世界中の海域での水産資源低下の影響もあり、アワビやホタテ貝等の高級水産物を扱う専門市場へ出荷することで着実に成長を続けています。淡水産養殖業では、州南部でマロンやザリガニを生産しています。またジェラルトン(Geraldton)北部では、天然の食品着色料ベータカロチンとなる海藻類緑藻の一種シオヒゲムシ(Dunalielia salina)を生産しています。
西オーストラリア州の主要水産物輸出国は、中国/香港、米国、日本、台湾、シンガポールです。
詳細は水産省ウェブサイトをご覧ください。
www.fish.wa.gov.au/